投資用不動産、約6割が「買い時」

野村不動産アーバンネット(株)は6月18日、2018年度「不動産投資に関する意識調査」(第10回)の結果を発表した。5月18~31日、同社サイト「ノムコム・プロ」の会員1万9,000人を対象にインターネットアンケートを実施。有効回答数は430人。

 投資用不動産の買い時感について、「買い時」が22.1%(前年比4.7ポイント低下)、「間もなく買い時が来る」が36.7%(同15.7ポイント上昇)と合わせて「買い時」が58.8%となった。買い時だと思う理由では「オリンピック効果」「融資が厳しく不動産価格が下がると予測できる」といった声が挙がっている。一方、「買い時はしばらく来ない」が41.2%(同11.0ポイント低下)となり、その理由は「オリンピックまで建築費、人件費がかかる」などが挙がっている。

 1年後の不動産価格については「上がる」が18.4%(同6.5ポイント低下)、「下がる」が32.8%(同6.2ポイント上昇)、「横ばい」が48.8%(同0.3ポイント上昇)と、「下がる」が大幅に上昇した。

 今後の展望については、「買い増しを検討したい」が50.6%で過半を占め、「買い替えを検討したい」が32.0%、「現在の所有物件を保有し続けたい」が13.1%となった。投資用不動産の購入を検討する上で重視するポイントについては、「エリア・立地」が81.2%でトップ。以下「利回り」57.7%、「価格」52.6%と続いた。